かわさき高齢者とペットの問題研究会セミナー

かわさき高齢者とペットの問題研究会セミナー





7月20日セミナー参加報告


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7月20日「かわさき高齢者とペットの問題研究会」主催セミナー参加報告

 

どうなる?どうする?どうしたい?介護現場のペット問題

 

 

■ 開催概要

日時:2025年7月20日(日)10:00〜12:00
会場:川崎市動物愛護センター「ANIMAMALLかわさき」
主催:かわさき高齢者とペットの問題研究会
参加者:約50名
土曜日の朝10時からにもかかわらず、約50名が参加するなど、関心の高さがうかがえるセミナーでした。会場の設営や進行など、本会の運営はすべてボランティアの方々によって支えられており、頭の下がる思いです。

 

 

■ セミナー内容

今回のセミナーは、介護に携わる方々を主な対象として開催されました。介護現場では、高齢者と一緒に暮らすペットに関する課題が数多く存在します。
たとえば、認知症を患っている方がペットの排泄物の処理をできず、部屋の衛生状態が悪化。その結果、介護ヘルパーさんが本来の業務範囲外のことまで対応せざるを得ないケースもあるとのことでした。リアルな現場の状況を知る貴重な機会となりました。

 

 

■ バックヤード見学(施設見学)

 

【3F猫ゾーン】

 

     

  • 可愛い子猫たちが多数在籍
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  • 衛生管理が徹底されており、タオルや食器の殺菌もきちんと行われている
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  • 部屋の一部には「ネーミングライツ(命名権)」が活用されており、センター運営の工夫が感じられました
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  • 猫エイズに感染した猫たちは隔離され、譲渡先を見つけるのが難しい現実もあるとのこと
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  • ただし、猫エイズは人には感染しません
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  • 理解を深めるため、啓発イベントや説明会を開催しているそうです
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【2F犬ゾーン】

 

     

  • 広々としたスペースに、犬の縄張りを意識した二重扉の構造
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  • 一部には床暖房が設置され、快適な環境が整備されていました
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  • 精神的に敏感な保護犬が多いため、見学時には姿を見ることはできませんでした
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  • 現在は「柴犬」と「甲斐犬」が譲渡対象となっているそうです
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  • 散歩は毎日朝8:30と夕方16:00に行われているとのこと
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  • 隣接するFUSOグリーンガーデンの環境も良好で、すべてはボランティアの支えによって成り立っていることに感動しました
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当日は譲渡会も実施されており、かわいい子猫たちに心惹かれながら、後ろ髪を引かれる思いで帰宅しました。

 

 

■ 教育・啓発活動

小学生が施設を訪問して学ぶ機会もあり、動物との共生をテーマに出張授業も行われています。
出張授業では実際の動物を使わず、絵や模型などを活用してわかりやすく説明しているそうです。

 

 

■ 川崎市の取組と実績

川崎市では、地域猫活動を支援する「サポーター登録制度」が整備されており、他の支援団体との連携も進んでいます。
その成果として、川崎市内では現在、殺処分ゼロを実現しているとのこと。これは本当に素晴らしいことです。
昭和の時代には道路で亡くなる野良猫を目にすることもありましたが、今ではそのような光景をまったく見なくなったと実感しました。

 

 

■ 参加して感じたこと・これからの行動

私は3頭のミニチュアダックスの飼い主でもあり、今回のセミナーを通じて、あらためて「エンディングノート」の重要性を感じました。
ペットの未来について、真剣に考えていかなければならないと実感しています。
セミナー終了後は、川崎市役所の方や動物愛護センターの方々、そしてボランティアの皆さまとも直接お話ができ、大変学びの多い一日となりました。
何よりも、すべての活動がボランティアの皆さまの献身的な支えによって成り立っていることに、深い感謝と敬意を抱きました。
そして私自身も、「地域猫活動セミナー」に参加し、「地域猫活動サポーター登録」を目指して行動を始めようと決意しました。

 

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